「プロ野球ドラフト会議」（２０日、グランドプリンスホテル新高輪）

　中日は日大・京田陽太内野手（２２）を２位で指名した。昨年秋に東都大学野球のベストナインに選ばれた、堅守に俊足を併せ持つ身長１８４センチの大型遊撃手は上位指名に「正直ホッとしました。朝から緊張して、ずっとソワソワしていました」と笑顔。中日のイメージを問われると「今は低迷していますが、少しでもチームに貢献できるように、開幕１軍目指して頑張りたいと思います」と意欲を示した。

　「他の選手と比べても、一番ボールを捕ってきた。（多いときには）５００か６００球以上、数えられないぐらい」と言うほどの守備練習を重ねたことが自信になっており、「堅実な守備と全力で取り組む姿勢」がアピールポイント。目標の人には、「元ミスタードラゴンズの立浪和義さんみたいな、走攻守三拍子そろった選手になりたい」と、自身と同じ右投げ左打ちの名内野手を挙げた。

　◇京田陽太（きょうだ・ようた）１９９４年４月２０日生まれ、２２歳。石川県出身。１８４センチ、７８キロ、右投げ左打ち。青森山田高では１年春からレギュラー。甲子園出場はなし。日大（東都）では１年春からリーグ戦に出場。３年春には２部で打率・４０７、１４打点。同秋に１部ベストナイン。５０メートル走５秒９の俊足で、守備の評価も高い。