オリックス2位・黒木、立正大先輩の西口氏超え目指す「200勝はしたい」
「プロ野球ドラフト会議」(20日、グランドプリンスホテル新高輪)
最速153キロ右腕、立正大・黒木優太投手(22)はオリックスから2位指名を受けた。以前からオリックス・金子の著書や映像を参考にするなど憧れを公言していただけに、「投球の組み立て方や、フォームの固め方など技術的なことを聞いてみたい」と弟子入りを志願。「先発で試合をつくれる投手になりたい」と、チームへの貢献を誓った。
武器はストレートと縦横のスライダー。ただ、「大学ではある程度のコントロールでも通用したが、プロはパワーがすごいので1球のミスができない」と覚悟を口にし、「気持ちで前に出るタイプなので、プロに行っても小さくまとまらないようにしたい」と気迫を全面に押し出すスタイルを貫く。
目標とする投手の一人は、同じ立正大出身で元西武の西口文也氏(44)。「西口さんもストレートとスライダーを武器にしていた。僕も西口さんのように皆さんの記憶に残る投手になりたい」。目標は大きく「200勝はしたい」。プロ通算182勝の大先輩が到達できなかった大台を目指す。
◇黒木優太(くろき・ゆうた)1994年8月16日生まれ、22歳。横浜市出身。179センチ、78キロ、右投げ左打ち。橘学苑では1年秋から遊撃手としてベンチ入りし、2年秋に投手転向。甲子園出場はなく、プロ志望届を出したがドラフトでの指名はなかった。立正大(東都)では、2部リーグながら1年秋からリーグ戦に登板し、2部通算18勝。直球は最速153キロで、縦横のスライダーなど変化球も多彩。