ソフトバンクからドラフト１位で指名された田中正義投手（２２）＝創価大＝が２１日、東京都八王子市の同校で小川一夫編成・育成部長兼スカウト室長らから指名あいさつを受けた。５球団が競合した最速１５６キロ右腕は、「１年目からチームに大きく貢献したい」と決意を新たにした。

　田中は工藤監督が「日本一を共に目指そう」と書きこんだ当たりくじをプレゼントされ、小川部長から「プレッシャーのかかった大事な試合で勝てる投手になってほしい」とエールを送られた。

　２３日は既に優勝を決めている東京新大学リーグ戦の最終戦に臨み、３１日からは明治神宮大会出場を懸けた関東大学選手権が始まる。「何としても日本一を取って、その後にプロのことを考えればいい」。最高の結果を手にして、堂々とソフトバンクの一員となる。