日本ハム黒星発進 先発大谷が1イニング2被弾など6回3失点で負け投手
「日本シリーズ・第1戦、広島5-1日本ハム」(22日、マツダスタジアム)
「8番・投手」で先発した日本ハムの大谷翔平投手が、6回3失点で負け投手となった。毎回の11三振を奪ったものの、1イニング2被弾を喫するなど、5安打4四球で3失点。打者としては二回、第1打席で左中間二塁打を放つなど、3打数2安打だったが、10年ぶりの日本一を目指すチームに勝利を呼び込むことはできなかった。
小雨降る悪条件の中での登板は、二回に1死一、三塁から相手の重盗で1点を失うと、四回には、先頭の松山に155キロ直球を右翼席へと運ばれ、1死走者なしから、エルドレッドに中越えへとはじき返されるソロ本塁打を許した。
二刀流も痛恨の2被弾を猛省し、「2点目を取られないように、もう少し粘って投げることができれば、流れが変わっていたかもしれませんし、球数を抑えて投げられればよかったかなと思います」と振り返った。
ソフトバンクとのCSファイナルSでは、日本最速の165キロをマークしたが、この日のMAXは初回先頭の田中へ投じた初球の158キロ止まりだった。
一方、打線は相手を七回にレアードが中越えソロ本塁打を放ち、2点差に迫ったが、その裏に中継ぎ陣が追加点を許して、突き放された。相手を上回る10安打も、得点機にあと一本が出なかった。