日本ハム・有原、黒田に投げ勝つ 日本S初登板初先発「見て学ぶ」

 「日本シリーズ・第3戦、日本ハム-広島」(25日、札幌ドーム)

 第3戦で日本シリーズ初登板初先発する日本ハム・有原航平投手(24)が24日、必勝を誓った。「自分のできるピッチングをして、何とか結果を残したいです」と気合をみなぎらせた。

 相手の先発は今季限りでの現役引退を表明している黒田。「そういう機会に投げられるのは光栄」。広島出身の有原にとっては憧れの存在であり、「強気にインコースを投げているイメージがあります」とその投球は脳裏に焼き付いている。

 白星をつかみ取りにいくことはもちろんだが、絶好のチャンスと受け止めている。「見て学べるものはたくさんあると思う。そういうものを感じながら投げたい」。今季11勝をマークした2年目右腕は、貪欲に吸収するつもりだ。

 この日は、空路で広島から北海道に移動した。チームは連敗中だが、本拠地で戦える利点もある。「もう一回仕切り直し。気合入れて投げたい」と負の連鎖を止める覚悟だ。

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