上宮太子が痛恨のコールド負け 大阪桐蔭のセンバツ出場が確実に
「秋季高校野球近畿大会・準々決勝、神戸国際大付11-3上宮太子」(30日、紀三井寺球場)
17年ぶりのセンバツ出場を目指した上宮太子が、神戸国際大付に七回コールド負けを喫し、来春センバツ出場が微妙な状況となった。8強に進んでいた大阪勢3校のうち、上宮太子が敗退したことで、29日に4強入りしていた大阪桐蔭の3年連続センバツ出場が確実となった。
初回に相手のミスから2点を先制した上宮太子。同点の六回にも暴投で勝ち越し点を奪った。だが試合の流れが暗転したのは直後の六回裏。無死一、二塁から逆転の2点二塁打を浴びると、バント守備に乱れが生じ、一挙8点のビッグイニングを作られた。
日野監督は「取れるアウトをしっかり取れなかったことで、ビッグイニングになってしまった。気持ちの甘さが出てしまったかなと思います」と悔しさをにじませた。
1死満塁からスクイズを決められただけでなく、ベースカバーのミスから打者走者をも生かしてしまい「動揺がありましたね。普段の気持ちで守れないようでは、まだまだ甘い。これから半年、しっかりと鍛えていきたい」と指揮官は語った。