履正社が夏春連続出場を確実に エース竹田が投打でけん引
「秋季高校野球近畿大会・準々決勝 履正社7-0高田商」(30日、紀三井寺球場)
夏春連続出場を目指した履正社が、高田商を八回コールドで下し4強へ進出。来春センバツ出場に当確ランプがともった。
「きょうは竹田のワンマンショーでしたね」と目を細めた岡田監督。エースの竹田祐投手(2年)が2点リードの四回1死二塁から左翼席へ完ぺきな一発を放って追加点を奪うと、八回にはコールド勝ちを決める中前適時打。投げても高田商打線を寄せ付けず、2安打完封をマークした。
「大阪の決勝で自分が変な投球をして、チームの雰囲気を悪くしてしまった。この2週間で、しっかりと気持ちを切り替えました」と竹田。大阪大会決勝の上宮太子戦で、先発しながらも二回途中5失点で降板した。試合後に指揮官から「あとはお前次第やぞ」とゲキを飛ばされ、センバツ出場がかかった重要な一戦で名誉挽回の快投。ヤクルトからドラフト1位指名を受けた寺島成輝投手(3年)の背番号1を受け継ぐ右腕が、投打で躍動した。