ヤクルト・ドラ1寺島あるぞ開幕ローテ 真中監督が期待「競争です」
ヤクルト・真中満監督(45)は30日、ドラフト1位の寺島成輝投手(18)=履正社=を来季の開幕ローテに入れる可能性を示した。 即戦力を想定して指名した高校No.1左腕だけに、期待は大きい。「先発として育てる予定」と起用法も決めており、1年目から英才教育を施す。現状では来春のキャンプも1軍に帯同させる方針。当然、競争を勝ち抜けば「もちろん、そうですね」とスタートから先発陣のメンバーに入れる考えがある。
先発陣の強化が急務のチーム事情がある。今季は両リーグワーストの防御率4・73で、2桁勝利をマークした投手はゼロ。「今年の結果を見れば(先発陣の)層が薄い」と指揮官。石川、小川、山中以外の来季先発ローテは白紙の状態で、新外国人投手や新人を含めて「競争ですね」とゴングを鳴らす。
10代の寺島が、開幕ローテの座を勝ち取ることができれば、逆襲を目指すチームのカンフル剤になりそうだ。