ソフトB達川ヘッド「監督に2度と『なめんなよ』と言わない」V逸なら退団覚悟
ソフトバンクは31日、達川光男氏(61)のヘッドコーチ就任を発表した。キャンプ地で就任会見に臨んだ同コーチは、持ち前の爆笑トークを随所に交えながら、工藤監督を支える強い覚悟を示した。会見後には早速、ジャージー姿で若手捕手陣に2時間以上の直接指導。3年目を迎える工藤ホークスに初めて誕生したヘッドコーチが、V奪回を約束した。
「私が来なくても、来年はV奪回できてますよ。私が来て負けたということは、私が引っ張ったということでね、えー、隣の三笠さんと一緒に退団しますよ」
会見に同席した三笠球団統括本部副本部長も、まさかの道づれ発言に苦笑いだ。
「初めての会話は『おい工藤、なめんなよ』だった。今日をもって二度と『なめんなよ』と言うことはない。工藤監督が監督をされている間は、終生、忠誠を尽くしたい」
1986年の西武対広島の日本シリーズで死球をぶつけられた出会いから重なり合った野球観。類いまれなユーモアと熱さを持つ背番号79が、チームに化学反応を起こす。