楽天ドラ4の大体大・菅原 13K完投&3打点で神宮決めた
「関西地区大学野球選手権、大体大7-2奈良学園大」(1日、南港中央球場)
第2代表決定戦が行われ、大体大が奈良学園大を破り、4年ぶりの明治神宮大会出場を決めた。楽天からドラフト4位指名を受けた菅原秀投手(4年・福井工大福井)が13奪三振で2失点完投。バットでは2打席連続適時打を放つなど、3打点でチームをけん引した。奈良学園大は投手陣がリズムを作れず、初戦から連敗で敗退した。
疲労はピークに達していた。ボールは高めに浮き、中盤に151キロを計測した球威も衰えていた。それでも志願して最後までマウンドを守り抜き、手にした神宮大会出場。「精神的にもだいぶしんどかった」と菅原は充実の笑みを浮かべる。
初回に無死満塁のピンチを背負ったが、「全部、三振を狙った」と鮮やかに切り抜けた。最終回までに積み上げた三振は計13個。10月30日の関大戦でも完投負けしたが、17三振を奪っており「駆け引きや間合いが分かるようになってきた」と言う。
打っても終盤に2打席連続適時打。前日、吹田市内のバッティングセンターで75球を打ち込んだ。「めっちゃボールが見えました」と興奮気味に明かした菅原が、投打で4年ぶりの神宮を導いた。