ヤクルト・ドラ2星が山田三振斬り!真中監督“MVP”は「星君ですね」
「明治神宮外苑創建90年記念奉納試合 東京六大学選抜1-12ヤクルト」(5日、神宮球場)
ヤクルトが東京六大学選抜に大勝した。ヤクルトにドラフト2位指名された明大・星知弥投手(22)は、東京六大学選抜の先発として2回1安打無失点。ヤクルトの主砲・山田哲人内野手(24)から空振り三振を奪い、即戦力右腕の実力をアピールした。
ヤクルトからドラフト2位で指名された明大・星が先発し、来年からチームメートとなる相手に2回を投げ、内野安打1本のみに抑えた。二回には2年連続トリプルスリーの山田と対決。「日本を代表する打者。こんな機会はもうないので、打たれてもいいから」と、敢然と全球ストレート勝負を挑んだ。
最後は高めの148キロで空振り三振。「今、出せるものは全部出せた。山田さんは万全じゃないかもしれないが、ストレートで空振りを取れて気持ち良かった」と胸をなで下ろした。
山田にとっては1カ月以上も実戦から遠ざかり、感覚のずれはあっただろう。それでも「何球か力んでひっかかっていたが、それ以外は力強い球で、プロで通用する真っすぐだと思う」と太鼓判を押した。
試合後、大会MVPを聞かれたヤクルト・真中監督は「星君ですね」。期待の右腕に「最初からローテに入るくらい頑張ってほしい」とハッパを掛けていた。