WBC台湾代表・郭泰源監督、西武・呉念庭に代表入り打診
西武OBで来春のWBCに出場する台湾代表の郭泰源監督(54)が7日、西武の秋季キャンプ地を訪れ、来季2年目の呉念庭内野手(23)の代表入りを打診した。郭泰源監督は「選ぶとなれば西武の協力が必要。将来性のある選手なので入れたい」と古巣に協力を求めた。
呉念庭は1年目の今季43試合に出場。後半戦から遊撃に定着した。台湾代表入りすれば、来春のオープン戦に出場することはできない。開幕前の貴重な見極めの時期だけに頭の痛い問題となる。
父の呉復連氏が台湾代表のヘッドコーチを務めていることもあり、呉念庭は「WBCに出場するのは夢。父と一緒に代表に入りたい気持ちもある」と明かす。その一方で「西武でレギュラーを取っていないので…」と複雑な心境も吐露した。
代表入りの可否は球団が判断するが、辻監督は「まずは代表に選ばれたら困る、というくらいの選手になってほしい」と成長を促した。