「侍ジャパン強化試合、日本－メキシコ」（１０日、東京ドーム）

　公式練習に参加した侍ジャパンの大谷翔平投手（２２）＝日本ハム＝が９日、強化試合で対戦するメキシコ、オランダ両代表選手のプレーを見て学ぶ考えを明かした。

　昨秋のプレミア１２以来となる国際大会出場を実りあるものとする。初戦のメキシコ戦を控え、大谷は「打ち方、投げ方、取り組み方といろいろな選手がいる。打席の中でいろいろと勉強になる」と胸を躍らせた。メキシコにはオリバー・ペレス（ナショナルズ）、セルジオ・ロモ（ジャイアンツ）など実績十分のメジャーリーガーも在籍しており、「レベルを上げるチャンス」と意気込んだ。

　この日の打撃練習では１６スイング中５本の柵越え。その後、代表合宿参加後初のブルペン入り。権藤投手コーチからアドバイスを受け、「僕より多くの経験をしてきている。生かせるところを生かしたい」と表情を引き締めた。強化試合は全戦野手出場の大谷。勝利への貢献だけでなく、国際舞台で外国人選手から進化へのヒントをつかむ。