履正社逆転4強、田中雷大が好投&V弾 監督も驚く「まぐれの連続で」

力投する履正社・田中雷大=神宮球場(撮影・開出 牧)
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 「明治神宮野球大会高校の部・準々決勝、履正社4-3福井工大福井」(13日、神宮球場)

 履正社が福井工大福井を逆転で下し、4強に進出した。先発マウンドを託された背番号11の田中雷大投手(2年)が6回3失点と粘りの投球を見せ、打っては決勝弾の大活躍。岡田龍生監督(55)は「まぐれの連続で。田中のホームランは本当にそう。こんな神ってることが続くなんて」と驚きを隠さない。

 序盤に2点ビハインドを背負ってもチームはまったく動じなかった。四回に1死二、三塁の好機を作ると、6番に据えた1年生の松原任耶内野手が右中間を破る同点二塁打を放った。

 続く五回には田中が追い込まれながらも左翼席へ勝ち越しの一発。「打線の組み替えがうまく行ったというか…。田中が追い込まれた状況であんなボールが来たので」と甘く入った直球をスタンドへ運んだ打棒に称賛を惜しまない。

 5日間で4試合とハードな日程が続くが「これが終わったらしばらくはオフなので。総力戦で頑張ってもらおうかと思います」と初の神宮制覇を見据えた。

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