侍ジャパン、七回に一挙6点 大谷の消える打球から猛攻
「侍ジャパン強化試合、オランダ-日本」(13日、東京ドーム)
日本は2-8の七回、一挙6点を奪って追いついた。大谷(日本ハム)の放った、東京ドームの天井に消える一打が呼び水となり、猛攻を見せた。
先頭で、代打で打席に立った大谷は、右翼方向に高く上がり、そのまま天井の布の間に吸い込まれる二塁打を放って出塁。その後、1死一、二塁から、菊池(広島)が、「うまく反応できました」という左翼フェンス直撃の適時二塁打。さらに1死二、三塁から、山田(ヤクルト)が中前へ2点適時打を放った。「決して当たりは良くありませんでしたが、点が入ってよかったです」とコメントした。
攻撃はなおも続いた。中村(ソフトバンク)の右前打で一、二塁とすると、筒香(DeNA)が中堅フェンス直撃の適時二塁打。「前のバッターまでの良い流れの中で、打席が回ってきたので、思い切り振りました」。この一打で2点差に迫った。
なおも1死二、三塁で、鈴木(広島)が左中間へ二塁打を放ち、2走者が生還した。この回6安打で6点を奪い、ついに同点とした。