大谷 天井弾!推定150メートル級打球 “2夜連続驚弾”で空気一変

7回、大谷の打球が天井に吸い込まれスタンドはどよめく 
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 「侍ジャパン強化試合、オランダ10-12日本」(13日、東京ドーム)

 野球日本代表「侍ジャパン」がオランダと強化試合最終戦を行い、延長十回、タイブレークで4点を奪い、勝負を決めた。メキシコ戦を含めた強化試合は通算3勝1敗。日本は七回、代打・大谷翔平投手(22)の天井の隙間に入り込む特大認定二塁打を足場に6点を奪って同点。無死一、二塁から始めるタイブレークの十回には、鈴木誠也外野手(22)が満塁本塁打を放ち、試合を決めた。

 打った瞬間、大谷は走るのを止め、グングン勢いよく上がっていく打球の行方を追った。大歓声とどよめきが交錯する中、天井を突き抜けるほどの勢いに乗った打球は、天井の隙間へと入り込んだ。

 大谷は打球が消えたことを気にせず、ダイヤモンドを一周。本塁を踏みしめたが、審判団協議の末、認定二塁打として試合再開。「飛距離は十分なので、打球が切れるかどうかを見ていた。おそらくツーベースだろうと思ったけど、一応は本塁に向かってかえってきました」。苦笑いを浮かべながら二塁へと戻った。

 天井がなければ推定飛距離150メートル級の本塁打。東京ドームでの天井二塁打は、巨人・松井秀喜が2002年7月18日に放っている。伝説の長距離砲にも匹敵する規格外の飛距離で、また球史に名を刻んだ。

 打者限定で11打数5安打、打率・455と衝撃の侍野手デビューを飾った大谷。初対戦となる相手投手のデータ分析を入念に行った結果でもある。打席前後にはベンチで首脳陣、スコアラーに球種や得意コースを聞きまくる。稲葉打撃コーチも「打席の中で(投手を)見ながら、打つべき球の分析ができている」とその洞察力にうなるほどだ。

 前夜も大谷の特大アーチからチームは6得点。この日も天井二塁打から一挙6点を奪い、延長戦勝利へとつなげた。WBCに向けて「起用されたところでしっかりいつでも準備ができれば」と大谷。野手としても相手を震え上がらせる打球を放ち、本戦でも勝利へと導く。

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