来秋ドラフト候補の履正社・安田「清宮君に負けない」 決勝で激突
「明治神宮野球大会高校の部・準決勝、履正社7-2札幌第一」(14日、神宮球場)
履正社が初の決勝進出を決めた。ここまで2試合無安打だった来秋ドラフト候補・安田尚憲内野手(2年)が、今大会初安打となる左中間二塁打を放った。
心の重荷が取れた。完璧に左中間を真っ二つに破った打球。今大会初安打に「ほっとしました」と安田は安どの笑みを浮かべた。そして「清宮君に負けないように打ちたい。意識しています」と力を込める。
開会式の時点から清宮との対決を待ち望んでいた。お互い決勝進出が条件だったが「まさか順調にここまで行くとは…。でも楽しみにしていたので」と言う。初めて見た清宮を「デカい」と表現していたが「自分も体の大きさだけは負けていない」と言い切る。
左中間を破る二塁打も「7割の力」と意識したことが功を奏した。どうしても長打を求め、自然とスイングが力んでいた。1本の安打で平常心を取り戻した安田。「勝ちきって優勝したい」と早実に、清宮に負けるつもりはみじんもない。