巨人オーナー秋季C電撃視察 若手に訓示で奮起促す

 巨人・老川祥一オーナー(75)が16日、宮崎秋季キャンプを電撃視察した。最長10時間の練習を日々こなす若手強化キャンプを目にし「これだけしっかりやっていけば、1軍に上がる人も何人もいるだろうし」と若手の底上げに期待した。

 緊張感がみなぎった。練習前の円陣で、老川オーナーがナインに約5分の訓示。五輪選手を例に挙げ、「皆、地獄の日々を経て、その結果がメダルにつながったというコメントをしていた。同じように乗り越えて」と、1軍経験が乏しい選手が中心の現メンバーに奮起を促した。

 来季のV奪回へ、若手の台頭は不可欠。練習中は約4時間、小林誠や重信らに熱いまなざしを送り続けた。

 17日には、今キャンプの集大成とも言える韓国・ハンファとの練習試合が行われる。「ここでこっちが『おっ』と思えば1軍に入れてみようかなと思うのが実際のところ」と高橋監督。老川オーナーも気にかけるヤングGが、来季の飛躍へ向けてアピールする。

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