今年のプロ野球の発展に最も貢献した監督、選手に贈られる「正力松太郎賞」の選考委員会が17日、東京都内で行われ、日本ハムを10年ぶりの日本一に導いた栗山英樹監督が満場一致で選ばれた。日本ハムからの受賞は初めて。
日本ハムはソフトバンクとの最大11・5ゲーム差を逆転して4年ぶりのリーグ優勝を果たし、日本シリーズでは広島を4勝2敗で退けた。大谷翔平選手を投手と打者の両方で活躍させるなど、柔軟な選手起用や采配が評価された。
選考委員会の座長を務めた王貞治委員は「チームをよく掌握し、試合に生かした。監督としての手腕、指導力を高く評価するべきだ」と説明した。