巨人・高橋由伸監督（４１）が１８日、若手中心の宮崎秋季キャンプを打ち上げ、実りの秋の手応えをつかんだ。「量もできた」と満足げに話し、野手については「来年の春に半分ぐらいは１軍に呼ぼうかな、と考えている」と春季キャンプで１軍未経験者を含む若手の招集を示唆した。

　選手、指揮官ともに収穫ありのキャンプだった。今キャンプは育成９選手を含む１軍経験が少ない選手が中心。最長１０時間の練習、２度の練習試合で個々を見極めた。

　野手では、育成・増田、小林誠を脅かす捕手として期待される宇佐見が猛アピール。宇佐見について村田ヘッドコーチは「肩がええって聞いてたけど、思ってるよりもいい。１軍で通用する肩」と称賛。投手でも桜井、育成・篠原らが存在感を示した。

　春季キャンプのメンバー選定へ、指揮官はオフの上積みを求める。「せっかくいいものをつかんだのもあるでしょうから。忘れないようにはしてほしい」。来季の大刷新へ、改革は着々と進んでいる。