オリックス新選手会長にT岡田「自分のプレーでチーム引っ張る」
オリックスの新選手会長にT-岡田外野手(28)が就任することが19日、分かった。2015年に就任した伊藤光捕手(27)の任期満了によるもの。21日に行われる選手会納会で正式に承認される。T-岡田は「特に気負わず、自分のプレーをすることでチームを引っ張っていけたらいいと思います」と“所信表明”をした。
あえて“自分のプレー”と口にしたところに、プロ12年目となる来季へ向けての並々ならぬ意欲がうかがえる。18日まで高知で行われていた秋季キャンプには23人と少数精鋭の中、最年長で参加。島谷金二臨時コーチの指導も仰ぎながら徹底的に振り込んできた。
軽く振っても柵越えする打撃を見た福良監督は「打撃をつかみかけている。あと少しのところまで来てるんじゃないかな」と変身ぶりに目を細めていた。
T-岡田自身も「すごくいいキャンプができた。今までとは違った感覚で打てていた。これを継続していきたい」と手応えを口にした。
今季は不調から4月に2軍落ち。そのため打率・284、20本塁打、76打点の成績にも不満が残った。順調にいけば来季中にも国内FA権を取得する。大事なシーズンに向けてバットでチームを引っ張るつもりだ。