日本ハム・大谷 来年も日本一誓った 13万8000人の声援に感激

 優勝パレードで沿道に集まった大勢のファンに手を振る大谷(球団提供)
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 10年ぶりの日本一に輝いた日本ハムが20日、札幌市内でパ・リーグを制覇した2012年以来の優勝パレードを行った。沿道には13万8000人のファンが詰め掛け、パレード初参加の大谷翔平投手(22)は大きな声援に感激した様子。来季も期待が掛かる二刀流は心機一転、連続日本一の栄冠を勝ち取ることを誓った。

 気温7度の寒空の中、「優勝おめでとう!」の祝福の声が飛び交った。沿道には4年前のパレードの10万人を上回る13万8000人が駆け付けた。北3条広場前からススキノ交差点まで約1キロ、札幌駅前通を30分かけて行進。バスから満面の笑みで手を振った大谷は「想像してたよりすごい人が来てくれてよかったです。すごく楽しかったです」と感激した様子だった。

 初めて経験した優勝パレード。改めてファンの温かさを感じた。「家族みたいな絆が力になる。この日の感謝の気持ちを持って、来年戻ってこられるようにしたい」。リーグ連覇、日本一連覇へ力を込めた。

 喜びの余韻に浸っている暇はない。来年はWBCも控えている。「気持ちは切り替えています。もっともっとできるように」。26日までは球団行事で北海道内に滞在するが、イベントと並行しながら自主トレをこなすプランを立てている。

 来季に向け栗山監督は「チームを一から作り直します。先入観は捨てる」と話す。大谷、中田にもレギュラーを確約していないことを強調。開幕投手についても「白紙です」と断言した。

 大谷も「自分の力を実戦で発揮できるように(練習に)取り組んでいきたい。その結果よかったら使ってもらえるように」と理解している。2年連続パレードへ、オフも技術を磨いていく。

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