中日・森監督 抑えのメド立たず ドミニカ視察から帰国も「いないよ。どこにも」
中日・森繁和監督(62)が20日、ドミニカ共和国などでの視察を終えて成田空港に帰国した。最大の補強ポイントである抑え投手獲得のメドが立っていないことや、野手との交渉に乗り出していることなどの現状を説明した。
真っ黒に日焼けして成田空港の到着ロビーに現れた森監督。抑え投手の獲得について聞かれると、険しい表情になった。
「抑えなんかいないよ。どこにも」
日本を出発した先月30日には「抑え投手が大前提」と発言。今年の補強ポイントは、抑え投手→内外野を守れる野手→先発投手、の順番で考えていることを明かしたが、視察したドミニカウインターリーグやキューバにはお眼鏡にかなう選手はいなかったようだ。
2番目の補強ポイントである内外野を守れる野手については交渉段階に入っていることを明かし「野手の一人は(交渉が)継続中。外野と内野を守れる選手」と発言。さらに視察で訪れていたキューバには、育成選手として契約する選手がいることを明かした。チーム再建は外国人補強にかかっているだけに、慎重かつ迅速に進めていく。