女子マネの甲子園練習を高野連認める 「最大限の安全対策を」

 日本高野連は25日、大阪市内で理事会を開き、春夏の甲子園練習で女子部員(マネジャー含む)の練習補助を可能にすることを全会一致で決めた。

 竹中雅彦事務局長(61)は「安全面に十分な対策を取った上で、女子部員が参加できることはないかということで協議してきた」と説明。これまで女子部員は練習中にベンチ内から出ることを禁じられていたが、来春の甲子園練習からグラウンドの人工芝部分に限り、立ち入って練習補助することを認めた。

 具体的にはタイムキーパーや、人工芝部分から打つ外野ノッカーへのボール渡しなど。ヘルメットの着用を義務づけ、防球ネットの数も増やし「ケガをして取り返しのつかないことにならないように。最大限の安全対策を取っていく」と竹中事務局長は語る。

 今夏の甲子園練習で、大分の女子マネジャーがホーム付近でノッカーへのボール渡しを行った行為については原則禁止。服装も学校の体操服かジャージーと申し合わせ事項に明記する予定だ。ただボールが動かない練習後の整列時に甲子園の土を踏むことは可能になる。

 今夏の一件後、高野連には様々な意見が寄せられ、中には「あんな可愛い子をなんで排除するの」と感情的な意見も多くあったという。高野連は監督経験者や現場の意見を幅広く聞き、“女子部員解禁”を決断した。

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