ハム大谷出すぞ人類最速170キロ!チャプマン169キロに「勝ってみたい」
日本ハム・大谷翔平投手(22)が26日、旭川市内のホテルで行われた「ニッポンハム プレミアムトークショー」に出席。来場者200人の前で、人類最速を追い求める意欲を示した。
まだまだ限界点に達していないと言わんばかりに力強く宣言した。今季を振り返る映像の中に、CSファイナルS第5戦があった。日本最速を更新する165キロをマークしたシーンが流れると、食い入るように見入った。
司会者からスピードへの願望を問われると「人類最速まであと4キロなので、一番速い球を投げる人には勝ってみたい」ときっぱり。さらに170キロ超えへの意欲を聞かれると「投げられたら、すごいんじゃないかなと思います」と熱く語った。
現在の世界最速はカブスの左腕・チャプマン。MLBの公式記録は今年7月に出した169キロだが、レッズ時代の11年4月18日のパドレス戦では、球場表示が171キロを記録した怪物だ。
今季は投げるたびに自己最速を上げていった。6月5日の巨人戦で自己最速の163キロをマークし、9月13日のオリックス戦では164キロを計測。スピードは上昇の一途。「まだ伸びしろしかない」と言う通り、体の使い方がうまくなれば、まだ出ると自信を持つ。
13日の侍ジャパン強化試合後は、ノースロー挑戦を続けてきた大谷だが「(キャッチボールを)そろそろ始めようと思う」と、27日以降にWBC公認球での投げ込みを再開する予定。日本最速165キロ右腕は剛速球に磨きをかけ、世界最速を目指す。