日本ハム大谷MVP 二刀流で受賞!「取れる賞全部取りたい」
「NPBアワーズ2016」(28日、グランドプリンスホテル新高輪)
最優秀選手(MVP)にセ・リーグは広島・新井貴浩内野手(39)、パ・リーグは日本ハム・大谷翔平投手(22)がともに初選出された。
また一つ、栄えある勲章が加わった。投手として10勝4敗、防御率1・86、打者として打率・322、22本塁打、67打点をマークした今季。投打二刀流が評価され、大谷が初のMVPを手にした。「数多くの素晴らしい選手の中から自分がこの賞を頂けて光栄です。うれしく思っています」。ひな壇の上で恐縮気味に喜びを語った。
今季のベスト投球には、リーグ優勝を決めた9月28日・西武戦の1安打完封を挙げた。打者としては7月3日・ソフトバンク戦、「1番・投手」で初球先頭打者本塁打を放った試合が印象深いという。「リーグで一番、優勝に貢献した選手がもらえる賞だと思う。そこで選んでもらえた」。22歳以下でのMVP受賞は史上10人目。圧倒的なパフォーマンスで、偉大な先輩たちに肩を並べた。
来季は、投打で自己最高成績を残すことを目標に掲げる。
「取れる賞は取れるなら全部取りたい」。投手ではこれまで取ったことがない沢村賞、最多奪三振を視野に入れ、最多勝、最優秀防御率、最高勝率の3冠に輝いた昨季を上回る成績を狙う。打者としても「100%DHを任せられ、DHは僕だと言えるように」と誓いを立てた。
来年3月には世界一奪回を期すWBCも控える。もっと投打に磨きをかけて、さらに輝きを放つシーズンにする。