オリックスのドラ1山岡、色紙に「下克上」 172センチ小兵がはい上がる
オリックスは1日、ドラフト1位で指名した山岡泰輔投手(21)=東京ガス=と都内のホテルで契約金1億円プラス出来高払い5000万円、年俸1500万円で合意した。
色紙にしたためたのは“下剋上”の言葉だった。意味するところは最下位に終わったチームの浮上と、今年のドラフト1位の中で最も低い172センチ(68キロ)という小兵からプロを代表する選手へとはい上がってみせる、という強い意志だった。
「1年目からチームを変えられる投球をしていきたい。体の小さな子どもたちに小さくても細くても野球選手になれるんだという夢を与えてあげたい」
背番号は13を選んだ。「他球団でも思い当たる選手がいない番号にしたかった。13といえば山岡と言ってもらえるようにしたい」とこだわりを見せる。
瀬戸内高時代にレンジャーズ・ダルビッシュがツイッターで絶賛し、話題になったスライダーが最大の武器。「それだけじゃ通用しない。どう生かせるか」。伝家の宝刀を引っさげ開幕ローテから山岡の下克上が始まる。