ハム大谷 来オフにもメジャー!球団容認!米でも二刀流希望「それも含め交渉」
日本ハム・大谷翔平投手(22)が5日、札幌市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、7000万増の2億7000万円で更改した。交渉の席では入団以前から希望していた米球界挑戦の意思を伝え、球団も2018年以降の移籍を容認した。来オフにもポスティングシステムを利用し、夢のメジャーへと飛び込む。
抱き続ける夢への熱い思いを、大谷は素直に打ち明けた。契約更改交渉の席で、プロ入り後、初めて米球界へ挑戦する意思を球団幹部に伝えた。
「僕なりの気持ちを話させていただきました。全面的に応援してくれて、自分の気持ちを優先させてもらえるという形になりました」
異例のスピードで成長を遂げる二刀流の夢への挑戦。球団は来オフ以降、後押しすることを決めた。入団4年目の今季、投手として10勝を挙げ、打者としては打率・322、22本塁打、67打点。投打で活躍しMVPに輝いた。めざましく進化し続ける大谷に島田球団代表は「彼の成長スピードが我々の考えていた以上のもの。それだけの実績を残していますし、一番いい時に行かせてあげたい」。10月以降、球団内で話し合ってきた結果、成績を見ても十分、世界で通用すると判断した。
選択権は大谷に投げられた。挑戦決断は大谷自身が納得する結果を残したときとなりそうだ。「今年も自分でできなかったことがある。完璧を求めることも必要」とした。メジャーでも二刀流でプレーする希望を持つ大谷は「(投打で)僕をどういうふうに見ているのか、それも含めて交渉」と、メジャーの評価もポイントとした。
契約更改では、ダルビッシュと並ぶ高卒最速タイ5年目での2億7000万円でサイン。「そういう方と同じ金額まで来られたのはすごくうれしい」。急速に成長曲線を描く二刀流。プロ入り8年目でメジャーへ挑戦したダルビッシュを上回る6年目でのスピード挑戦は、来季の活躍度にかかっている。