四国ILp徳島新監督に養父氏、現役時は台湾でMVP獲得
四国アイランドリーグplusの徳島インディゴソックスは7日、養父鐵(ようふ・てつ)氏(43)の来季新監督就任を発表し、徳島市内で会見を行った。
養父氏は神奈川県出身で、速球派投手として帝京三高(山梨)、亜大、社会人の日産自動車でプレー。01年に台湾プロ野球の兄弟エレファンツに入団し、MVPやゴールデングラブ賞を獲得した。その活躍が日本球界でも評価され、02年にドラフト6位でダイエーに入団。しかしNPBでの1軍登板はなく、わずか1年で戦力外通告を受け退団した。
03年以降はドミニカ共和国、ベネズエラ、メキシコなど5カ国を渡り歩き、07年に現役引退。大手不動産会社に入社し、サラリーマンとして約3年間勤務した経験を持つ。そして10年に神奈川県内で野球アカデミーを開業。プロを目指す少年らに指導を行ってきた。
監督就任は自身初めてで、会見に出席した養父氏は「不安はあるが、自分流で挑戦したい。まずは選手の個性を見極めることからチームづくりを始め、プロで必要とされる選手を育てたい」と抱負を語った。
なお、14年から3年間指揮を執った中島輝士監督(54)は、韓国のハンファ・イーグルスの打撃コーチに就任することが発表された。