大谷のメジャー挑戦に影響か 25歳未満ルール「特例は設けない」
米放送局FOXスポーツ(電子版)のローゼンタール記者は6日、自身のツイッターで「大リーグ首脳陣が国際スカウト部長らと会談し、『大谷に特例は設けない』と伝えた」とコメントし、日本ハム・大谷翔平投手(22)が来オフにポスティング制度を利用した場合も、25歳未満の国際FAとして契約上限額が適用されるとした。
大リーグと選手会が合意に達した新労使協定では、25歳未満の国際FAの選手とメジャー球団が契約する際は、総額を500万ドル(5億7000万円)から600万ドル(6億8400万円)程度に抑えるとしている。
NPBとMLBでは、ポスティング制度を含めた選手契約に関する協定が結ばれているが、今回の新労使協定が日本人選手へ適用されることを、この日、NPB側も確認した。
来オフに大谷が米球団移籍を望んだ場合、ポスティング制度によるNPB球団への2000万ドル(22億8000万円)を上限とした譲渡金は変わらないが、3億ドル(342億円)とも予想される大谷の契約額は大幅に抑えられることになる。
またNPB球団を経由せず、アマチュアから直接米球界を目指すなど、若年層での大リーグ移籍に影響を及ぼす可能性もある。