ロッテのドラ1佐々木千隼「新人王を獲る」 背番号は11に決定
ロッテは8日、ドラフト1位で指名した佐々木千隼投手(22)=桜美林大=と東京立川市内のホテルで入団交渉を行い、契約金1億円プラス出来高払い5000万円、年俸1500万円(金額は推定)で契約を結んだ。
両手でグイッと突き出した色紙に踊った文字はもちろん、「新人王」だ。
外れ1位として史上最多の5球団から指名を受けた、即戦力右腕の佐々木。これに合わせたように、球団が用意した背番号は「11」だった。
「すごくいい数字をいただいた。1番は好きな数字です。新人で1番になりたい。(将来は)11番の佐々木と言われたい」
現在、日本球界で「11番」と言えば、日本ハムの二刀流・大谷翔平で、同級生になる。
佐々木は投手として対戦するよりも、「打者の大谷と対戦してみたい。すごいとしか言いようがない。どこへ投げても打たれるイメージがある」と話したが、それでも打者の大谷を選択したのは投手・佐々木の、“闘争心”からだろう。
「調子が悪くても勝てる投手になりたい。とにかく勝てる投手を目指す。調子が悪いから負けるのはチームに迷惑をかける。チームに貢献したい」
スリークオーターから繰り出す150キロ超のストレートを軸に、首都リーグで数々の記録を打ち立てた。いま、もっとも自信のある球はシンカーで、「精度を高めてやっていきたい」と言う。ロッテでシンカーと言えば、今季防御率トップを獲得した石川だ。「どんなふうに握っているのか聞いてみたい」と目を輝かせていた。