DeNAが韓国No.1左腕を獲得 最速152キロのヤン・ヒョンジョン
DeNAが韓国・KIAのヤン・ヒョンジョン投手(28)を獲得することが8日、分かった。梁は最速152キロを誇る本格派左腕で、15年には最優秀防御率を獲得し、今季まで3年連続2桁勝利を達成するなど通算87勝。来季は石田、今永、砂田に韓国No.1左腕を加え、左腕王国として挑む。
頼もしい男が、ラミレス政権2年目に加入する。ヤン・ヒョンジョンは先発ローテの柱を担える韓国No.1左腕で数年来、日米の複数球団が獲得に興味を示していた逸材。争奪戦を制したDeNAにとっては大きな戦力となる。
ヤン・ヒョンジョンは10、14年には自己最多の16勝を挙げ、15年には最優秀防御率のタイトルも獲得した。3年連続2桁勝利となった今季は10勝12敗と負け越したが、3完投、投球回200イニング超えのタフネスぶり。FAで巨人に移籍した山口の穴を十分に埋められる存在だ。
来季の先発左腕候補は、石田、今永、砂田、ドラフト1位の浜口にヤン・ヒョンジョンを加えた5人。「右ばかり6人だと困るが、左は何人入ってもいい」と球団首脳。来季は左腕王国として生まれ変わる。
これで来季の外国人補強は終了。投手はヤン・ヒョンジョンに、先発右腕のウィーランド、抑え候補にパットン。野手はロペス、エリアン、シリアコ。球団関係者は「外国人は6人で競争させたい。結果的に投手3、野手1人になることもある」と話しており、理想とするハイレベルな争いが実現する。
これにより、モスコーソとペトリックの退団が決定的となったが、大物左腕の加入で、19年ぶりの優勝を狙う来季の戦力図が整った。