ＤｅＮＡのアレックス・ラミレス監督（４２）が大型補強の巨人に公然と牙をむいた。１５日までに「取り過ぎじゃないかと思うよ」とチクリと言い放った。

　ＤｅＮＡからＦＡ宣言したエース山口俊の他、ソフトバンクから森福、日本ハムから陽岱鋼が加入し、ビッグネームがそろう布陣。それでも、「監督が誰を使うか、ラインアップを決めるのも難しくなる懸念がある。選手にはいいときもあるし、悪いときもある。うまくいくかは監督の力量次第だね」と高橋監督を“挑発”した。

　今季巨人戦は１４勝１０敗１分けと勝ち越した。ＣＳファーストＳでも退けた。だが、順位は巨人に次ぐ３位に終わっている。相手は当面のライバルであり、越えねばならぬ壁だ。

　「われわれはモチベーションを高くやってきた。挑戦者の気持ちで、来年もしっかりモチベーションを保ってやれば、いい成績を残せる」。自信を胸に、巨大戦力に立ち向かう。