オリックス吉田正600万増は「フェン直止まり」大事な時期の離脱指摘され…

 オリックス・吉田正尚外野手(23)が20日、神戸市の青濤館で契約更改交渉に臨み、600万増の年棒2100万円でサインした。

 「スイングで言えばフェン直(フェンス直撃)止まりです。(球団から)シーズンの大事な時期に抜けてしまったことが痛いと言われました」

 今季はケガで出遅れ、開幕1軍は間に合ったものの腰痛で4月に離脱。復帰は8月までずれ込み、63試合の出場にとどまった。それでも球団31年ぶりの新人2桁本塁打を記録。最終戦では4番も務めた。

 「インパクトを少しは残せた。来季へ143試合出られる体作りをしていきたい」

 アジア・ウインターリーグでは5冠王で最優秀打者に選出された。「結果だけ見れば打撃は満足。キャンプから取り組んでいる逆方向、センターと打ち分ける打撃もできてきた」と手応えを感じている様子。代名詞である豪快なフルスイングに広角打法を加えて、飛躍の2年目へつなげる。

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