アストロズ・青木、侍入り「ぜひ出たいと思った」 MLB選手2大会ぶり
野球日本代表「侍ジャパン」は21日、来年3月に行われるWBCの出場選手に、米大リーグ・アストロズの青木宣親外野手(34)を追加したと発表した。大リーグ所属選手の代表入りは、2大会ぶりとなる。
都内で取材に応じた青木の言葉に強い決意がにじむ。「アメリカで5年やって、日本人だということをすごく意識させられた。代表の話をもらい、ぜひ出たいと思った」
異国での戦いの中で母国への思いを強くし、8月に日本代表の小久保監督が渡米して会談した際も「選ばれたら自分は出ます」と意志を伝えたという。
ヤクルト時代の06、09年にWBCへ出場して世界一連覇に貢献。現在発表された選手では最年長とあって、当時のイチローのようなけん引役も期待される。
「先輩たちに教えられたことを後輩たちに伝えられたら」と青木。若い選手には「自信を持ってプレーすることだけ。相手をのんでかかるぐらいの強い気持ちが絶対に必要」とメッセージを送った。
大リーガーは来年3月1日から合流となり、新たに移籍したチームを一時離れることにも「(不安は)全然ない。日本代表で出るという気持ちの方が勝っていた」。頂点への旅路に、経験と志を持つ頼もしい侍が加わった。