楽天が、来年１月に入寮するドラフト１位・藤平尚真投手（１８）＝横浜＝に対し、ヤンキース・田中将大投手（２８）が楽天在籍時に新人から３年間暮らした泉犬鷲寮２階「１０号室」を用意することが２２日、明らかになった。高卒ながら即戦力の呼び声が高いドラ１右腕が、“マー君部屋”でプロ人生のスタートを切る。

　藤平に“出世部屋”が割り当てられることになった。０７年～０９年まで過ごしたマー君は、プロとしての確固たる礎を築き、球界を代表する投手へと成長。関係者も「球団としては『特別な部屋』という意識がある」と話す。

　楽天ではこれまでにも、“嶋部屋”にオコエが、“則本部屋”に松井裕が入居。藤平には、マー君並みの期待が注がれている。

　入団の際には、与えられた背番号「１９」について、「（『１８』を着けていた）田中さんを追い抜いていけるように頑張りたい」と話していた藤平。スターへの第一歩を踏み出す。