T岡田、吉田正よロメロに4番渡すな!オリ福良監督が大争奪戦期待

 オリックス・福良淳一監督(56)は30日、来季の4番打者について新外国人ステフェン・ロメロ外野手(28)を指名した上で「(吉田)正尚やT-岡田がそこを奪いにきてくれたらいい。簡単に外国人には打たせないぞというものを見せてほしい」と3人による4番争奪戦に発展することを期待した。

 右の大砲ロメロは今季3Aで打率・302、21本塁打、85打点を記録。期待は大きい。だが、63試合で球団新人31年ぶりの2桁本塁打を記録した吉田正、20発を放ったT-岡田が構想を覆す活躍をしてくれれば、チームの活性化につながる。

 特に吉田正はアジア・ウインターリーグで打率・556と驚異の数字をたたき出すなど5冠王に輝き最優秀打者賞も獲得した。福良監督は「4番も可能性はあるね」と話す。2010年の本塁打王・T-岡田については秋季キャンプに参加させ、打撃を見直す時間を与えた。「何かつかみかけているんじゃないか」とみている。3人が刺激し合えば、課題の得点力不足は一気に解消されるはずだ。

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