G沢村に守護神手形なし 尾花コーチ「競争」明言
巨人・尾花高夫投手コーチ(59)が30日、来季の守護神について「競争」と明言した。最近2年は沢村が守護神を務め、計73セーブ。今季、最多セーブのタイトルに輝いた右腕を「2年間の実績は文句なし」と評価したが「高いところで競争して勝ち取ってもらいたい」とハッパを掛けた。
沢村自身「譲りたくはない」と強いこだわりを持つポジション。マリナーズから獲得した最速164キロ右腕のカミネロがライバルの1人となる。同コーチは「見るまでは分からない。守備、けん制、クイック。大抵の外国人は壁に当たる」と慎重な物言いながらも「いい方に転んでくれることを祈る」と期待を口にした。
中継ぎではFAでソフトバンクから森福の獲得に成功。ブルペン陣の層は確実に厚くなり、同コーチが思い描く「高いところでの競争」を実現させる環境は整った。「戦力的にはすごいと思う」。宮崎キャンプから始まるアピール合戦を心待ちにした。