DeNA三嶋、山崎康、石田「番長自主トレ」継承 早朝山登りで鍛える
番長魂継承だ。DeNA・三嶋一輝投手(26)、山崎康晃投手(24)、石田健大投手(23)の3投手が、引退した三浦大輔氏(43)と行ってきた神奈川県厚木市での合同自主トレを継承して行うことが30日、分かった。
プロ2年目で飛躍した石田にとって番長トレは原点だ。「自主トレで教わったことを頭におきながら投げてきた。1年につながる自主トレ期間だった」と振り返った。
厚木自主トレは三浦氏が01年から行ってきた。早朝の1時間半の登山がウオーミングアップ。市内の球場で練習し、さらに球場隣接の急坂をダッシュ。午後からはジムに移動し、夜は宿舎でも野球談議をする過酷な野球漬け自主トレだ。
三浦氏は「アップダウンや、でこぼこの山道を踏ん張って登っていくと、無意識にバランスを取ることを覚える。原始的なトレーニングもいいでしょう」と話していた。「山登りは僕らがキツかったのに、すっと上がっていった。40代なのに」と石田は振り返る。“ハマの番長”の登ってきた道を3人で踏襲し、魂を継承していく。