ライアン小川4年連続開幕ヤりたい 「自分が投げるという気持ちで」
ヤクルト・小川泰弘投手(26)が3日、東京都八王子市内の創価大グラウンドで自主トレを公開し、4年連続開幕投手へ意欲をみなぎらせた。DeNAとの開幕戦(3月31日、神宮)に向けて「もう一度アピールし直して、選んでもらえるように。自分が投げるという気持ちでやりたい」と、自覚を示した。
昨季は腰痛で離脱した影響も響き、8勝9敗、防御率4・50と不本意な成績に終わった。エースとしての働きができず、「毎年、同じことをしてもダメ」とオフの練習方法を見直した。
12月は自身初めてトレーナーに練習メニューを管理してもらい、上半身の筋力強化に着手。この日はソフトバンクのドラフト1位・田中と並んでキャッチボールを行い、力強いボールを投げ込んだ。
4年連続の大役となれば球団では08年~12年の石川以来、4人目となる。「開幕からチームが勢いに乗れるよう準備する。投げる試合は全部勝つという気持ち」。2年ぶりの覇権奪還へ、エースが静かに闘志を燃やした。