最強侍は日本人大リーガーの参加可否次第 上原辞退で抑えは流動的に
小久保裕紀監督(45)が率いる野球日本代表「侍ジャパン」が2大会ぶりの世界一を目指して、今年3月開催の第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)へ挑む。小久保監督が望む最強布陣形成の鍵を握っている日本人大リーガーの参加可否。現状ではアストロズ・青木の出場が決定したものの、抑えを期待されたカブス・上原が辞退。これで抑えに関して小久保監督は「日本の選手だけであれば(1人に)決めない」と抑えを固定しない方針だ。
「メジャー選手が参加する、しないで、投手編成がだいぶ変わってくる」と話す先発陣はドジャース・前田、ヤンキース・田中が候補も出場は微妙な情勢。不参加の場合は、藤浪ら当落線上の国内組がローテを担う。
大谷の起用についても「先発の頭数がそろえば、野手として使う考えもある」としたが、メジャー組の動向次第では野手出場は代打などに限定される。現状では国内組主体の構成を余儀なくされそうだ。