中日・白井オーナー年賀式で秘話「掛け軸」見て森監督誕生
中日は4日、名古屋市内で年賀式を行った。白井文吾オーナーは冒頭のあいさつで森監督誕生秘話を披露し、チーム立て直しの手腕を期待した。
約300人の出席者を前に白井オーナーが明かした。昨年9月、掛け軸の言葉『明珠在掌』が目に入ったという。「オマエが探している宝物は、手のひらの中にあるじゃないか、と」。そこで指揮を執っていた森監督代行に白羽の矢を立てた。
また森監督を「外科医にそっくり」と例え、「理詰めでものを考える。負けた原因を突き止め、細かく検討し、適切に補強する」と分析。その森監督は昨季の借金24から10勝上乗せすればほぼ勝率5割に届くと逆算。勝ち星を10個増やす手だてを模索する。白井オーナーはこれを知り「半分勝てればクライマックスシリーズに出られる。そうすれば優勝(日本一)も可能かもしれん」と期待を寄せた。