吉川光 巨人左腕エースの系譜受け継ぐ 背番号「21」の決意
日本ハムからトレードで巨人に加入した吉川光夫投手(28)が7日、沖縄県宮古島市で自主トレを公開。背番号21をつけてきた、左のエース格の系譜を継ぐ決意を示した。過去には高橋一三、高橋尚成らがおり「21番は左のいい投手がたくさんいる。番号に負けないように頑張っていきたい」と力を込めた。
背番号が決まった瞬間は驚きがあったという。高橋一三は日本ハム時代の同僚・高梨の山梨学院大時代の恩師だったこともあり、高橋尚成や宮本和知と同様に“先輩”の偉大さは知っている。「(21は)期待を込めてだと思うので、期待に応えたい」と覚悟を持つ。
「1年間ローテを守る。その中で勝って2桁勝つのが一番」と結果で示す意気込みで、そのためにも今オフは例年の約2倍の量を走り込んでいる。この日も練習前にゴルフ場で45分間ランニング。球場の外野ではダッシュを繰り返し地盤を固めている。
新天地で迎える初のシーズンへ、激しい先発ローテ争いも始まる。それでも「楽しみの方が大きい。プロ1年目と変わらない気持ちでやります」。有言実行で背番号21を汚さぬような輝かしい実績を残す。