ロッテのドラフト１位・佐々木千隼投手（２２）＝桜美林大＝ら新人９選手が８日、さいたま市の「ロッテ浦和寮」に入寮した。

　浦和寮の施設を見学していた佐々木は思わずニッコリした。『いい風呂だな』。思った以上の広さにジェットバス、しかも水風呂まで付いているではないか。

　実は佐々木、「スーパー銭湯」が大好きで、銭湯巡りが趣味の１つになっているほどだ。「大学の時、（野球部の仲間と）よく行きました。水風呂が好きなのでよかったです」。先輩や後輩たちと温かい風呂にノンビリ漬かりながら、よもやま話を楽しむ。絶好のコミュニケーションの場ともなる。

　即戦力の呼び声高いドラフト１位。「チームの勝利に貢献して新人王を取りたい」という若武者には、「広いところでリラックスしたい」との言葉通り、格好のストレス発散の場所となる。

　前日には友人たちから、「頑張れよ！」という激励メールを２０通もらったという。

　いよいよ、期待は高まるばかりだが、この日寮に安眠のための高級マットレスを持ち込んだ。そのお値段は約１０万円だ。

　「１日、最低７時間は寝ます。睡眠は大事ですからね」とプロの心構えはできている。

　さらに屋上にはウエートトレーニングの用具が完備しており、「すごくいい環境ですね」。

　ゆったりノンビリのお風呂と高級マットレス、そしてウエート・トレーニング場。この、“３種の神器”が佐々木の活躍を後押ししてくれそうだ。