日本ハム・増井抑え再転向 連覇へ栗山監督プラン明かす
日本ハム・栗山英樹監督(55)は9日、昨年8月に先発へ転向させた増井浩俊投手(32)を抑えに再転向させるプランを明かした。
栗山監督はスタッフ会議前、千葉・鎌ケ谷2軍施設に自主トレに訪れていた増井と会談。抑え復帰への思いを伝えられ、指揮官は「気持ちは伝わった。基本的には後ろ、抑えの形で考えている」と決断した。
昨季は開幕から抑えを務めていたが、4月に2敗するなど不振もあって先発へ配置転換。転向後は7連勝を含む10勝をマークした。2桁ローテ右腕が1人減ることになるが「今年は昨年と同じことをしていたら、勝てない」と栗山監督。さらに「増井は両方できるわけだし、本人が選んでいいんだから」と実績のあるベテランの意思を尊重した。
15年には自己最多39セーブを挙げた増井。「後ろが強いピッチャーがいれば、先発は楽になる。自分が入ることで強いリリーフをつくっていければ」と、守護神復帰でチームの力になる決意をみなぎらせた。