ドラフト候補、東大・宮台が受験生にエール「やってきたことを自信に」
東京六大学野球リーグの東大が14日、都内の東大球場で今年のチーム初練習を行った。球場のある本郷キャンパスは、大学入試センター試験の会場。この日は大きな声は出さずに練習が行われ、今秋ドラフト候補の宮台康平投手(3年・湘南)は受験生にエールを送った。
「緊張していました」と3年前の受験時を振り返った左腕。一方で、1日10時間の猛勉強を続けていて「やれることはやったという自信はあった」という。結果は900点満点で「9割弱」の点数を取って2次試験につなげ、見事に文科1類に合格。現在は法学部に在籍する。
「自信を持って受けるのが一番じゃないかと思う」と、難関突破のコツを表現。「やってきたことを自信に頑張って下さい」と、受験生が実力を発揮することを願った。
始動日のこの日は、ポール間走や約80球のキャッチボールなどで汗を流した。昨秋は左肩痛で1試合の登板のみとあって「悔いの残らないようにやりたい。まずは肩を万全にすること。エースとして1、3戦目の先発を求められていると思うので、そこを目指していく」と、決意を示した。
昨年末にはプロ志望を表明。「憧れの舞台だった。自分の力で現実的なものにしたい。やれることをやるしかない」と、野球でも受験と同様に地道な努力を重ねて、夢の実現を目指す。