高橋巨人“宿題完成”でV奪回だ 昨年ノルマ届かず「課題、目標は変わらない」
巨人が16日、都内のホテルでスタッフ会議を行い、昨季やり残した“宿題”を完遂してのV奪回の方針を確認した。昨年はチーム打率・265、1試合平均4得点のノルマを課したが、結果は・251、3・6得点。「足りない部分が多かった。それに対する課題、目標は変わりない」と高橋監督。同じ数値目標を設定して今季に臨む。
昨季、チーム防御率3・45だった投手陣に対しては、2・99以下の新たなノルマも設定する。村田ヘッドコーチは「4点取って、3点以下に抑えて勝つ。そういう野球がしたい」と話す。積み残した課題と新たな課題を組み合わせ、投打ともに目標を明確にした。
新兵器も導入する。投手の球速、回転数などに加えて、打球の角度や本塁打の正確な飛距離などを測定できる弾道測定器「トラックマン」を東京ドームとジャイアンツ球場に設置する。「今、いいと思われることを使いながら、チームを強くしていきたい」と指揮官。すでに楽天など数球団が導入しており、科学的なアプローチを、目標完遂の一助とする。