ヤクルト・ドラ1寺島、満足三冠だ 短距離30メートル走でもトップ
ヤクルトのドラフト1位・寺島成輝投手(18)=履正社=が16日、埼玉県戸田市内で行われた新人合同自主トレに参加。これまでに計測した1キロ×3本と12分間走(3125メートル)に続き、この日は短距離の30メートル走でもトップ。“三冠”に輝いた。
気温5度。冷たい風が吹く中、真剣なまなざしで一気に駆け抜けた。体幹を安定させた走りでタイムは4秒14。「100%の力で」と何においても全力投球を貫く。高校時代に動物の動きを取り入れたクリーチャートレーニングに取り組んだことが、ぶれない走りにつながっているという。
担当の橘内トレーナーは「無駄な動きが少ない。あの年齢であの感じ(完成度)は希少価値が高い」と評価した。“規格外”の左腕は新人王という目標にも、ぶれずに突き進んでいく。