西武の高卒新人としては７年ぶりＡ班（１軍）キャンプに参加するドラフト１位の今井達也投手（１８）＝作新学院＝が２０日、“ガリ勉モード”を宣言した。Ａ班にはＷＢＣ日本代表に選ばれた牧田や昨季２桁勝利をマークした菊池ら実力派がそろう。「考えていることを聞き、しっかり見て、将来に役立てたい」と意気込んだ。

　将来とは遠い話ではない。この日は西武第二球場で新人合同自主トレに参加した右腕は「自分は足りないものばかりです」と現在地を認識しつつ、楽天に移籍した岸の背番号「１１」を受け継いだ者として高い自覚がある。

　「大黒柱が抜けた訳なので、開幕ローテ争いに入っていけるように」。だからこそ気後れせず先輩投手に積極的に質問し、一挙手一投足に目を凝らす考えだ。貴重な時間は１秒も無駄にしない。