作新学院・小針監督、夏春連覇に意欲 野球指導者講習会で講義
昨夏の甲子園で優勝した作新学院・小針崇宏監督(33)が20日、都内で行われた野球指導者講習会で「指導者の役割」をテーマに、約400人の参加者に講義を行った。
23歳で監督に就任した06年から、変化を恐れずに常に挑戦し続けることをチーム作りの哲学とする。昨夏の甲子園には初めて決勝までのプランを立てて臨んだことや、今井(西武ドラフト1位)ら3年生には「こういう普通のチームが日本一になるんじゃないか」と、新チーム発足当初からミーティングで話していたエピソードを披露。目標設定を分かりやすく伝えて選手に自覚と意識を植え付ける重要性を強調した。
昨秋関東大会も制し、今春センバツ出場は確実。今オフからプールトレーニングを導入するなど、変化を続ける指揮官は「また新しいチームを作っていきたい。夏を目指せるチームにしていく段階の中で、春もトップを目指してやっていく」と夏春連覇にも意欲を見せた。